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夏の終わり

2017.10.03 Tuesday

(photo by yuginoo)

 

気配って聞こえない音を感じるということなのかな。

ざわついた初夏、グングン水を吸い上げる音がする。音は聞こえないほどに小さい、けど音を感じる。気配を感じる。

8月に入ると真夜中に昆虫たちが動く音が聞こえる。声はないけれど皆の呼吸の音が騒々しくて寝つけない。

雨は一休憩。少し静かになる。

そしてお盆、皆死に向かって走る。血まなこで生きる。

だから死と生の間が曖昧になって、行き帰しやすくて見えたりするのかな。

個々なのかコーラスなのか、植物も動物も人間も、グングン音がする、キラキラしている。

 

夏の終わりは生の終わり。あの寂しさはお祭りの終わりのような寂しさなのかな。懐かしさにも似てる。

 

 

写真は京都の苔寺で撮ったものです。
苔むした幹に、いつからついているのだろう蝉の抜け殻。
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